作業内容・料金:着物のしみ抜き 振袖のしみ抜き 染色補正 の 「きもの しみぬき なるみや」

作業内容・料金:着物のしみ抜き 振袖のしみ抜き 染色補正 の 「きもの しみぬき なるみや」

なるみやではお客様のお着物を蘇らせる下記メニューを行っております。

  • 地直し
  • シミ抜き
  • 丸洗い
  • 京仕立て
  • 染め替え

地直し

地直しとは

「地直し」とは、着物についたシミが経年変化で生地を茶色や黄色に変色してしまった古いシミの部分を補正するためにまず、漂白剤でシミ抜きを行い、 その際にシミと共に地色も抜けて(脱色)しまった部分に染料を調合しフデで染料を注して元の色に着物を復元させる作業になります。
紫外線や蛍光灯などによる「ヤケ」などに調合した染料を用いて行う「ヤケ直し」などもこの「地直し」と呼びます。

お着物の地直しのその他事例はこちら

シミ抜き

シミ抜きとは

シミと一言で言いましても多種多様のシミがあります。
着物についてしまった飲食物などのシミ、口紅、汗、ドロ撥ね、ファンデーションの衿汚れ、ボールペンなどの汚れなど、その種類・性質を豊富な経験から判断し、 適切な処理をしなければシミの成分の残留による経年変化を起こしたり、最悪の場合には大切な着物の生地を傷めたりすることがあります。
「なるみや」では経験と実績を基に最適な処理を施し大切な着物のシミ抜きをさせて頂いております。

シミ抜きのその他事例はこちら

柄足し

柄足しとは

「柄足し」とは「裄直し」や「頑固なシミ」「シミにより生地が弱ってる場合」などに用います。
裄直しの場合は近年の着物は裄丈を十分にとってある着物が多いですが、数十年前の着物の場合は女性が小柄だったこともあり柄裄に余裕がないことが多いので 裄直しをした際に柄が途切れてしまうことがあります。その場合には新たに柄を書き足し自然な柄裄に致します。



頑固なシミや、シミにより着物の生地が弱ってる場合などはムリな漂白作業を繰り返すのではなく、 シミの上に柄を書き足して自然な仕上がりに蘇らせます。

柄足しのその他事例はこちら

丸洗い

丸洗いとは

丸洗いは着物のメーカーや地域、店舗により生洗・絹衣洗・ドライ・丸洗いなど様々な名称がありますが、基本的に有機溶剤を用いた洗い方を言います。
着物の丸洗いの最大のメリットは解いて反物にして洗張りをするのではなく、仕立てたまま全体を洗うことが出来るので仕立て代が掛からないと言うことですです。
しかし、デメリットとして油性溶剤を使用するため、水性のシミには効果がありません。
「なるみや」では厳密な検品を行い、雨ジミ・飲食物のシミ・汗ジミ等水性のシミは丸洗いの前に別途部分的に取り除き、その後油性溶剤を使った丸洗いを行います。
「なるみや」では丸洗い溶剤の衛生管理・品質管理に努めております。
※一部の店舗では洗浄効果を高める為に丸洗いに水性洗剤を用いてる所もあり、その結果生地の縮みやスレなどのトラブルが発生している事例も見受けられますのでご注意ください。

京仕立て

京仕立てとは

着物の仕立ては一般的に「関東仕立て」が主流ですが、地域により仕立て方に若干の違いが見られます。
「なるみや」では「京仕立て」で御仕立てをさせて頂いております。
もちろん「東京仕立て」での御仕立ても賜っております。
京仕立ての特徴は先人の知恵と技術が細部に施された「着心地」と「動作適応性」を考えた御仕立てです。

染め替え

染め替えとは

「地味過ぎる」「派手過ぎる」
そんなお着物を新たな色・柄へと生まれ変わらせる、それが染替えです。
「なるみや」では多種多様な約250柄もの充実した柄見本をご用意しております。
※遠方の場合は柄見本を送らせて頂きますので、柄見本からお気に入りの柄をお選びください。

染め替え柄見本サンプル

洗張り

洗張りとは

お着物を解き反物にして、全体を水に浸け汚れを洗い流します。
界面活性剤を用いるので水性の汚れ、油性の汚れ共に落とすことができます。
黄変・キツイ汚れは別途シミ抜き作業が必要となります。